蒸留器の排水は飲めるか(後日談)

今週の月曜日学校に朝来てみるとその大切な蒸留水タンクが空に。10リットル以上あったのが空に。
激昂するマテュー先生。イギリスのドラマでぶちぎれてるイギリス人と被る。これは本気だ。やむをえない。こっちもなだめるほかはない。

前回話題にした蒸留器。実はずっと故障していてちゃんと使えるようになったばかり。蒸留水を使う国家試験が3月末に開催されることあってマテュー先生は大急ぎで蒸留水を精製した。これが先週の話。タンク1個分しっかりと用意して、これで停電も断水も怖くない…はずであったのに。

ちなみにこの蒸留器かなり電気を水を消費する。よって蒸留水は大切に使わなくてはいけないことは明らか。

原因はおそらく日曜に行われた補講であった。(アモア先生が行っていた。)普段は実験を行わないアモア先生の2年生。私は日曜は準備のみ手伝って授業には顔を出さなかった。準備の際に蒸留水を使っている様子もなく、いくら几帳面な彼であれそんなに使うのかと私も驚いたが。アモア先生は普段物理室にいるため、とりあえず、1日かけて蒸留水を作りなおすことに。

そんな午後。昼食休憩の終わりごろである。生徒がシロー先生と2人で化学室に入ってくる。シロー先生は先日述べた蒸留器の排水を飲み水に使うと言っていた。一緒に入ってきた女子生徒2人がシロー先生用の水を自分の水筒にどばどば。(あとからわかったことだが、彼女らはシロー先生が連れてきたわけではなく自分で勝手に入ってきていた。)まあシロー先生は見てるし、特に問題ないと思った。
が次の瞬間。

2人のうちの1人が「なんのためらいもなく」蒸留水のタンクの水を使おうとした。その動作の自然なことと言ったら…

その場では特に考えずそれは使うなと注意した…が。。。

ん?彼女らの顔、見覚えあるぞ。そう2年の理数科クラスの子たちではないか。

–ということで盗まれた蒸留水の使用用途が判明した。
そしてこれは新たな問題でもある。

「生徒は化学室にあるラベルの付いていないケースの中にある無色透明な液体は何でも飲む」ということだ。たとえ理系の生徒であっても。

とりあえず理科室の初回授業に「肉片を塩基に溶かす演示実験」をしたらどうかと提案はしたが。
実験室にあったものをゴクゴクとやられるとは。。。
さらに考えてみると今の2年生は比較的理科に興味のある生徒が多い。それなのになぜこのようなことになったのか。
記憶の片隅に思い出すのは「純粋な水は味が無く害がありません」という小学校理科の教科書の記述の記憶。
おそらく彼らはそれを覚えていたのだろう。
だが、問題はまだ残る。ラベルのされてない蒸留水を彼らはどうやって確かめたかである。ぜひ訊きだしてみたい。

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

w

Connecting to %s