蒸留器の排水は飲めるか(蒸留器説明編)

普段いつも活動を共にしている化学教師マテュー先生。
私が赴任当初からなぜ彼を見てて思うことは彼は私と同じ「こだわりの強い人間」
つまりお互いのこだわりが異なるときディスカッションという名の戦いの火ぶたが切って落とされる。

今回の議題:蒸留器の排水は飲めるか

今回の話題の子はこちら

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

昨年、イギリスの支援団体からの支援で入った蒸留器。
そもそも蒸留器とは、特に化学の時間で必要な純粋なH2O(蒸留水)を作る機械である。
このタイプの原理は簡単。水を沸騰させ、その水蒸気を冷やして水に戻し(凝縮)蒸留水を得るというわけである。水以外の物質は沸騰しないため純粋な水が得られる。

手順

Part1 沸騰する水

・水はヒーターに熱せられて蒸発し水蒸気が冷却器に入る。
・冷却器の渦巻きチューブの中には冷たい水が絶えず流れておりチューブに触れることで冷却。水になる。
・水は集められて容器へ。
・水以外の物質は沸騰しないのでヒーターのところに残る。
・沸騰した分の水(水道水)が貯水筒より補給される。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Part2 冷却に使われる水

・水道水(冷たい)が冷却器の入り口にくる。
・チューブの中をぐるぐる回る。チューブの外側は沸騰した水蒸気で満たされている。つまり蛇口から出たばかりの冷たい水は冷却に使われる。水は温まって貯水筒に。
・貯水筒から(沸騰した分の)水が引き抜かれヒーターのある加熱部分に入る。
・貯水筒は一定の水面の高さを保つようにできている。水が多すぎるときは排水といてすてられていく。

P1300524.JPG
コンデンサー

つまり水道水を順に追うとPart2から始まり、一部分の水はPart1でも使われ、その一部分の水が蒸留水となる。

要は大部分の水はPart2の最後で無駄になるということである。現在大きなバケツを買い、化学室内でキープする案が出ているが、先生方の中には「飲めるなら自分の家用に欲しい」という人がいる。この排水は飲めるのか?

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Google photo

You are commenting using your Google account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s